
ソファやベッドで仕事をすると体に何が起きる?
ソファ・ベッドでの作業で起きやすい姿勢と、使うときの3つの工夫。
前回は、仕事の合間にできる3分ストレッチを紹介しました。今回は、在宅ワークならではの「ついやりがち」な場所の話です。
気分を変えたいとき、寒くなって机に向かうのがおっくうなとき、家族がダイニングを使っているとき。ソファやベッドでノートPCを開くのは、在宅ワークではよくある光景です。短い時間なら問題ありませんが、それが毎日・何時間にもなると、体には少しずつ負担がたまっていきます。
ソファで起きること
ソファは座面がやわらかく、奥行きもあります。深く沈み込むと骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなります。さらにノートPCを膝の上に置くと画面は机の上よりも低くなり、頭が前に出たうつむき姿勢が続きます。第1回で紹介した「画面が低い」状態が、より強く出やすい場所です。
ベッドで起きること
うつぶせで肘をついて作業すると、画面を見るために首を反らせ、腰も反った姿勢が続きます。横向きに寝そべって片肘で支える姿勢は、体の片側だけに負担がかかります。あぐらで前かがみになる姿勢も、背中が丸まりやすくなります。
「支え」と「区切り」がない
机と椅子なら、背もたれや机が体を支え、腕も机に置けます。ソファやベッドでは腕を浮かせたまま打つことが多く、肩に力が入りやすくなります。もうひとつは、くつろぐ場所で仕事をすると、どこで切り上げるかの区切りがつきにくく、同じ姿勢が長くなりがちなことです。
それでもソファやベッドを使うときは
- ソファ:深く沈まないよう、腰の後ろにクッションを入れます。ノートPCは膝に直接置かず、クッションや台に乗せて画面を少しでも高くします。
- ベッド:うつぶせや寝そべっての作業は避け、背中を壁やヘッドボードに預けて座ります。膝の上に台を置くと、画面が上がりやすくなります。
- 時間を決める:ソファやベッドで作業するのは「メールの確認だけ」「30分まで」など、あらかじめ範囲を決めておきます。長い作業は机に戻るのが基本です。
場所を変えること自体は、気分転換として悪いことではありません。大切なのは、その姿勢が長く続かないようにすることです。
なお、首や肩、腰の張りが長く続く場合や、しびれ・強い痛みを伴う場合は、無理をせず医療機関にご相談ください。
次回は、腰まわりが重い日に見直したい座り方を紹介します。
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